京都から再び東京に戻り
いたずら盛りで夢いっぱいの
樋貝少年。
ニンジャへの憧れは
ますます強くなり、
ついに頂点に達したある日。
野田にお住まいの
忍者のハツミ先生宅を
訪ねるのであった。
少年が熟読する
先生の著書に
「ちびっこ忍者が
修行しています。
遊びに来てください。」
と書いてあったのだ。
これは行くしかない!
先生のご自宅についた樋貝少年は
年齢を聞かれると、
少し待ってなさいと。
目の前で色紙に茄子の画を
描いてくださり
「学校を出たらまた来なさい。」
とおっしゃったそうだ。
学校は、写真学科をプラス1年
多く学びとっくに卒業したが、
先生にお会いすることは二度と
なかった。ただ手元には
小学校の時に夢中になった
忍者の専門書とまきびしだけが残った。
少年時代夢中になって遊んだまきびし。中から粉が出たり割れたりして、とうとう最後のひとつになってしまった。
それからうんと月日がたった今から2、3年前。
親子の日を主催する樋貝の大先輩でもある
ブルースオズボーンさんを介して
再びハツミ先生とお会いすることなる。
以前から描いておられた先生の作品を出版するにあたり
アートデレクターから声がかかったのだ。
縁は再び動き出した。
実に、約38年ぶりの再会!
先月、日本人特派員協会(FCCJ)で行われた「DOJO ART」の出版記念パーティでの色紙、樋貝少年が大事にもっていたまきびしと共に。
鳩隠流第三十四代・初見良昭宗家のアートブック
「初見良昭道場楊画天」
DOJO ART
242フルカラーページ
DOJO ART 特設ページ
初見先生と38年ぶりの再会を果たすと共に「DOJO ART」に掲載される全作品の複写を担当させていただきました。
初見良昭先生
現在は「武神館九流派八法秘剣宗家」であり、日本伝統武道における最後の達人。
アートブック「Dojo Art」 詳細はこちら
世界中の軍・警察関係者が教えを請う"いま忍者"の秘法、一挙公開!
今、世界から最も支持を受けている武術家と言えば、忍術伝承者として知られる初見良昭宗家だろう。世界から初見宗家のもとに学びに来ているのは、軍や警察のバリバリの実戦部隊だ。伝統文化の"カタチ"を学ぼうというのではない。シビアな現場で"使える技術"を学びに来ているのだ。 WEB秘伝より抜粋
http://webhiden.jp/learn/category2/special/_1225_1.php
http://webhiden.jp/learn/category2/special/_1225_1.php
1964年(昭和39年)放送のテレビアニメ『少年忍者風のフジ丸』の中の「忍術千一夜」という実写パートに出演。
1967年公開の映画『007は二度死ぬ』の忍術指導。他多数!
ご縁は不思議です。実に38年ぶり。また会いたい人にはいつか必ず会えるという貴重な体験談でした。余談ですが初見良昭先生のアートブック「DOJO ART」の文字、遠くからみると樋貝吉郎のスケートボード写真集「JUDO AIR」にほんの少し似ていると密かに思っている スタッフが約1名 
